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■ 人と人とが一つの目的を遂行しようとするとき、それぞれの領域の持ち寄り方にはさまざまなかたちがあ ります。    

■ 建築におけるクライアントと設計者の場合、「お互いに向いあいながら・・・」が最良のかたちであり、唯一の基本形であると思います。

■ 「住む」「暮す」「過ごす」「利用する」「働く」・・・と「造る」が、つねに向いあうことによってのみはじめて、建築としての成果を問うことができると考えるからです。

■ 一方が先行したり、一方に追従したりする“一方通行”の関係からは、 決して本当の満足は得られるはずがありません。   もちろん、そのようにして生まれた建築物が、対社会的、対環境への誠実な意志を形成するはずもありません。

■ 設計者としてのプロフェッションにかけて尊重しなければならない義務や理論などは、広く社会と関わっています。 そして、また、これらの全てはクライアントとの関係の中に雛形として内在しているともいえるでしょう。

■ 私たち建築家の満足は、クライアントの満足を必須条件として成り立っています。このことをつねに心に銘じながら、さらに、さまざまな社会・環境の要請に応えていく―これが、私たちの変わらぬ姿勢であり、使命であると考えています。                                                    


  

  1982年4月                                        アドファイ山本建築事務所                                                                                                                                                                                    山本 和彌